スモッキング刺繍とはひだよせをした布をかがる刺繍のこと、
または、布をひだよせしながら刺していく刺繍のことをいいます。
その起源はヨーロッパの仕事着であったり婦人用の肌着であったといわれています。
もともとは実用的な目的でかがられていたものが、やがて装飾的な意味を持ち民族衣装などとして生き続けています。
私たちが、スモッキング刺繍といって一番先に思い出すのは子供のワンピースの胸元に施された刺繍ではないでしょうか。
昭和時代には白襟、提灯袖、後ろリボンのお出かけ着がよくみられました。
最近では、フランスのブランド子供服でもよく取り入れられています。
また、プラダやシャネルといったハイブランドもスモッキング刺繍の入った服を発表しています。
ギンガムチェックを手寄したフォークロアなものから、ハイセンスなリバティのワンピースまで幅広く楽しむことができる技法です。